さいとう皮膚科

診療内容

MEDICAL TREATMENT CONTENTS

一般皮フ科

一般皮フ科

皮膚の一般的なトラブルや疾病について
原因・症状、治療をご紹介しています。

アトピー性皮膚炎

原因・症状

アトピー性皮膚炎は悪化と寛解(全治とまでは言えませんが、症状が治まっている状態)を慢性で繰り返す、かゆみのある湿疹を症状とする疾患です。
家族歴や既往歴(喘息、アレルギー性鼻炎、結膜炎、アトピー性皮膚炎など)、または体の中にかゆみの成分(IgE抗体)を産生しやすい状態であるとアトピー性皮膚炎を引き起こすことが多いです。
乳児期は頭、顔に始まり、体幹・四肢に広がります。幼小児期は頸部、四肢屈曲部、思春期・成人期は上半身(顔、頸、体幹)に皮疹が強いです。
夏期の汗をかく時期や冬・春期の乾燥、花粉の時期、ストレスや不眠でも悪化します。掻破行動はかゆみを引き起こす物質を放出し、さらなるかゆみを引き起こします。

治療

ステロイド外用薬とタクロリムス軟膏での治療が中心です。乾燥を伴う様であれば保湿剤と併用します。症状が強い時は亜鉛華軟膏を使用し密封包帯法を行ないます。内服の場合は抗ヒスタミン薬やステロイド内服薬を使用します。しかし、ステロイド内服薬は長期間使用すると副作用のリスクもあるため慎重に使用します。
近年デュピクセント(デュピルマブ)という注射薬が使用できるようになりました。これはかゆみを引き起こす物質を中和する抗体製剤で、かゆみに対して効果が高い治療方法で2週間毎に注射を行い、自己注射も可能な治療です。当院でも採用しておりデュピクセントの治療が可能です。非常に高価な薬剤 ですのでよく相談し、治療方針を決定していきます。

外用、内服、注射薬の治療で症状が改善しても、症状が悪化すると考えられる因子を減らし、生活習慣の改善やスキンケア等を実施していくことがとても大切です。

イボ(尋常性疣贅)

原因・症状

一般的に皮膚から盛り上がってできるできものです。イボの多くは、小さい傷や外傷などにウイルスが侵入することで発症します。小児の手や足に多く、触たり、ひっかくとうつる可能性があります。たこやうおのめと類似し、痛みを伴うことがあり鑑別が大事です。

治療

治療は液体窒素やヨクイニン内服があります。液体窒素は非常に冷たい液体を綿棒につけてイボに当てる治療です。ピリピリ、チクチクとした痛みがあります。

多くの場合は1回の治療で治ることは難しいので時間がかかることがあり、繰り返し根気よく治療することが必要です。

タコ(胼胝)・ウオノメ(魚の目)

原因・症状

皮膚の擦れ、刺激や圧迫(長時間の歩行や立位)を繰り返すことによって皮膚が厚くなり、芯ができると『ウオノメ』、芯ができず全体の皮膚が厚くなると『タコ』と呼びます。

治療

治療は芯を除去し、硬くなった皮膚を削ります。芯は皮膚の深いところまであるため除去する時に痛みを伴うこともあります。原因(擦れ、刺激、圧迫)を取り除かない限り繰り返し再発します。可能な限り刺激を取り除くことが重要になります。

水虫[白癬症(はくせんしょう)]

原因・症状

水虫は白癬菌(カビ)によって発生します。足指は水虫(足白癬)、爪は爪白癬、股間は股部白癬(いんきんたむし)と言います。白癬菌は温泉場、銭湯、白癬菌を保有している家庭の足拭きマットにはほぼ存在します。足が乾燥していれば剥がれ落ちますが、付着したまま靴下や靴を履き続けると角層に感染してしまいます。症状は、足の指間や足の裏がかゆみ、指間が白くなる、ジュクジュクする、足裏の皮がむける、足裏に小さい水疱ができた、などの症状が出てくることが多いです。白癬菌は動物から感染することもあります。

検査・治療

検査は患部をこすり取り顕微鏡で観察診断します。治療は抗真菌薬の外用で行います。

頭部白癬や爪白癬は内服薬で治療します。白癬菌は皮膚表面に付着してもきれいに洗えば予防することができます。石鹸で泡だて優しくなでるにように洗ってください。

帯状疱疹

原因・症状

帯状疱疹は、風邪、過労、悪性腫瘍、抗癌剤治療中などの免疫機能低下によって、体内に潜んでいる水痘・帯状疱疹ウイルスが活性化して発症します。神経支配領域に一致して、ヒリヒリ・チクチクした痛みとともに赤み、水疱、ブツブツを伴って帯状に生じます。皮疹が治った後も、チクチク、ピリピリした違和感が長期間残る事もあり、これを帯状疱疹後神経痛と言います。

治療

通常は抗ウイルス薬を1週間内服し、痛みに関しては鎮痛薬を使用します。全身に水疱拡大、発熱、全身倦怠感、激しい疼痛が生じる場合は、点滴加療が必要である可能性があるため大きい病院に紹介することもあります。神経痛は気圧の変化や冷気、擦れで悪化することがあります。創部の保護や保温をすることで緩和されることがあります。

みずぼうそう(水痘)にかかっている方は、基本的にうつることはありません。
しかし、水痘にかかっていない方(水痘・帯状疱疹ワクチン接種した方)や免疫抑制状態の方(抗癌剤や免疫抑制剤で治療中の方、高齢者)が水疱部分や水疱が破れたところに接触し、粘膜より感染すると水痘を発症する可能性が高くなります。接触を予防するために水疱が破れたところは外用薬とガーゼなどで覆う方が良いです。

じんましん(蕁麻疹)

原因・症状

「じんましん」はくっきりと盛り上がり(膨疹)、しばらくすると跡形もなく消えてしまいます。断続的に皮疹が出現し連日続くことがあります。原因としてアレルギー性のものがあります。食物を摂取した時に症状が出現すると原因が予想しやすいですが、8割くらいは原因がわからないと言われています。

治療

多くは抗ヒスタミン薬を内服すれば症状が治ります。慢性的に症状が出現していると長期にわたって内服を継続する必要があります。症状が緩和されれば少しずつ薬の量を減らし、最終的に内服を中止することを目標にしていきます。

ホクロ

症状

ホクロは母斑と呼ばれ、良性細胞の集まりです。色素を形成するメラニンがあるため褐色~茶色~黒色をしています。生まれつきあるものと途中で出現するもの、平坦なしみや皮膚表面から隆起したもの様々です。大きさは通常直径5mm以下の場合がほとんどです。

治療

徐々に大きくなる事もあり悪性の可能性もあるので、徐々に大きくなる様であれば一度病院で診察しすることを推奨します。

メラノーマ

症状

メラノーマは悪性黒色腫と呼ばれ、色素細胞が悪性化した腫瘍です。ダーモスコープという拡大鏡で観察することでより詳しく診察することができます。メラノーマは、できやすい部位や形態などにより主に次の4つのタイプに分けられています。

  1. 足の裏や手のひら、手足の爪下部などに発生しやすく、全体の約30%の発生があり、日本人に最も多いタイプです。(末端黒子型)
  2. 胸・腹・背中など体の中心部や手足の付け根に近い部位にできやすく、白色人種や日本人でも肌の色が白い人に多いタイプです。(表在拡大型)
  3. 特に部位は関係なく、結節のようながん細胞の塊がだんだん大きくなってくるタイプです。(結節型)
  4. 主に高齢者の顔面に発生しやすく、不規則な形の色素斑(しみ)が徐々に拡大してくるタイプです。(悪性黒子型)

治療

メラノーマの症状には特徴があります。4つのポイントについてチェックしてください。
2つ以上あてはまるようなら一度病院で診察することをお勧めします。そこで少しでも悪性の疑いがあれば大学病院を紹介いたします。

  1. しみ・ほくろの形が左右対称性でない。
  2. しみ・ほくろのまわりがギザギザしている。
  3. しみ・ほくろの色が均一でなく、濃淡が混じっている。
  4. しみ・ほくろの直径が6mm以上ある
ニキビ(尋常性ざ瘡)

原因・症状

顔や胸、背中の毛穴に古い老廃物や皮脂が塞がり、黒ニキビや白ニキビになり、さらに毛穴の中でアクネ菌が増殖することで赤みや膿をともなうようになります。原因としては、ホルモンバランス、皮脂、角化異常、最近感染があります。これに加えて年齢、食事、ストレス、化粧品などの外的要因が複雑に関与します。

治療

毛穴のつまりを取り除くアダパレン・過酸化ベンゾイル、アクネ菌の増殖を抑える外用・内服薬の抗菌薬があります。

過酸化ベンゾイル、アダパレンはピーリング作用があるため乾燥や赤み、ピリピリ感などの副作用があります。最初は部分的に外用して問題なければ塗り広げて行きます。保湿剤を併用することで副作用の軽減することもあります。

やけど(熱傷)

症状

「やけど」は高温の物質(熱湯、油、アイロン、ドライヤーなど)が皮膚に接することで生じます。10歳未満の幼少児に多いですが、湯たんぽや電気あんかなどによる低温やけどは高齢者や糖尿病の方に増加しています。やけどは直後から赤み(発赤)や腫れ(腫脹)が出てきますが、その後も腫れやみずぶくれ(水疱)が数日進行します。広い範囲のやけどは点滴の治療や抗生剤の投与が必要となる可能性があるため大きい病院に紹介いたします。

治療・対処

応急手当としては受傷後すぐに冷やすことが最も大切です。水道水で良いので衣服の上から冷やすことがとても重要で15〜30分間冷却が必要です。冷却することが症状を軽くし、やけどの進行を止め、痛みも押さえることができます。あわてて衣服を脱がせると水疱が破れて痛みが強くなり治るのに時間がかかることもあります。受傷部位に一致して跡が残ります。

創部を冷やしながら出来るだけ早く皮膚科医の診察を受けることが早くやけどを治して傷跡を最低限にすることにつながります。

虫刺され

原因・症状

皮膚炎を引き起こす原因となる主な虫としては蚊、ノミ、ブユ、ハチ、トコジラミ、アブ、ケムシなどの昆虫類、そしてダニ、クモ、ムカデなどの昆虫以外の節足動物が挙げられます。虫の刺咬を受けた直後からかゆみ、発赤、ジンマシンなどが出現し、数時間で軽快します。また刺咬を受けた1~2日後にかゆみ、発赤、ぶつぶつ、水ぶくれなどが出現して、数日~1週間で軽快こともあります。これらの反応は虫に刺された頻度やその人の体質によって症状の現われ方に個人差が大きいのが特徴です。

治療

赤みやかゆみが強い場合はステロイドの外用や亜鉛華軟膏の密封包帯法で治療します。

症状が強い場合は必要に応じて抗ヒスタミン薬やステロイドの内服薬が必要になります。予防としては虫や動物から回避することが重要であり、虫除けスプレーや駆除対策が重要です。

脂漏性皮膚炎(しろうせいひふえん)

原因・症状

脂漏性皮膚炎は頭や顔の皮脂分泌の活発な部位に発症する病気です。皮脂の分泌量が多いとニキビやかゆみ、ふけがたくさん出現することがあります。皮膚にいる常在菌によって皮脂が分解され、その分解されて物質が刺激を加え赤みやかゆみ、ふけを起こすと考えられています。

治療

弱いステロイド外用薬で治療します。マラセチア菌というカビが原因であることもあるため抗真菌薬を併用することもあります。

予防としては、適切な石鹸やシャンプーを用いた洗顔、洗髪によって頭や顔の皮脂分泌の活発な部位を清潔に保ち、生活リズムを整えることが大切です。

粉瘤(ふんりゅう・アテローム)

原因・症状

粉瘤は皮膚の下にあか(角質)や皮脂が袋の中に溜まってできた腫瘍です。内容物が徐々に溜まると少しずつ大きくなります。毛穴があるところにできる可能性があり、特に顔、首、背中、耳の後ろにできやすい傾向があります。中央に黒色点の穴があり、やや盛り上がった半球状のしこりができます。圧迫し内容物を押し出すと、臭い匂いがしてドロドロとして物質が出てくることがあります。中央部の穴より細菌が侵入し化膿することや、内容物を異物と反応し赤みや腫れを起こすこともあります。

治療

抗生剤内服のみで改善することもありますが、膿が溜まり腫れや痛みが強い場合は、麻酔をして切開することで膿や内容物を排出します。

赤みが腫れを伴う状態では手術で取り切ることはできません。炎症を落ち着かせてから行う必要があります。

巻き爪

原因・症状

爪のふちが皮膚に食い込み赤み、炎症を起こして腫れや痛みを伴う疾患です。炎症が長引くと肉芽が盛り上がることがあり、治癒するのみ非常に時間がかかります。靴による圧迫や深爪が原因となり、足の親指に起きることが多いです。

治療

当院では、ワイヤー法を実施しております。爪に細い穴を二箇所開けて、形状記憶合金を入れて固定し、巻いている爪を伸ばし皮膚に食い込まないようにします。

必要に応じて抗生剤内服や外用を行います。ある程度の爪が伸びていない、非常に厚い爪にはワイヤーを入れることができないです。

疥癬(かいせん)

原因・症状

疥癬はヒゼンダニという小さいダニが人間の皮膚に寄生して起こる病気で人から人にうつります。ヒゼンダニは手首、手のひら、指の間などの皮膚に疥癬トンネルと呼ばれる穴を堀り、その中に卵を生みつけて成長していきます。
通常の疥癬は、長い時間、肌と肌、手と手が直接触れることで、ダニが移動して感染します。少しの時間ではほとんど感染しません、寝具や衣類などを交換せずにすぐ他の人が使用することで感染することもあります。潜伏期間は1〜2ヶ月です。感染力の強い角化型疥癬は、ダニが多く短時間の接触、衣類や寝具を介した接触でも感染します。角化型疥癬は感染から4〜5日後に発症することがあります。

治療・対処

治療はヒゼンダニを殺す内服薬や外用薬があります。治療薬は幼虫、成虫にのみ効果が有り、虫卵には効果がありません。ヒゼンダニの卵は3〜5日で孵化し、10〜14日で成虫になるため、内服外用の効果ない卵が残ってしまうと再発してしまう可能性もあります。そのため皮膚の状態、状況を見ながら複数回の治療が必要となります。

日常生活での注意点は入浴の時は手足の指の間や外陰部も丁寧に洗う、入浴時のタオルなど肌に直接触れる物は自分だけで使用する、パジャマや寝具・下着は毎日交換する、雑魚寝や同室での就寝は控える、などです。

乾癬(かんせん)

原因・症状

盛り上がった赤い皮疹、表面の銀白色の皮膚がボロボロと落ちます。こすれたりして刺激を受けやすい部分(手指関節、膝、肘、頭、背中)によくできます。良くなったり、悪くなったりしながら慢性に経過する病気です。病気の原因はまだ詳しく分かっていませんが、免疫細胞の異常によって角質を作る機能が活発になってしまっていることが分かっています。発症のきっかけとして、感染症や生活習慣病、薬剤、ストレスなどが関連していると言われています。

治療

通常は外用薬からスタートします。これらに内服薬や紫外線療法を加えた治療が基本となります。外用薬のみで症状が落ち着かなければ紫外線治療を行なっていきます(当院には紫外線治療器を導入しております)。

上記の治療方法でも改善がない場合は、生物学的製剤(注射、点滴)の治療方法もあります。こちらは大きい病院での治療となりますのでご紹介させていただきます。

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